集会アピール

LET‘S TAKE BACK OUR TIME !
私たちの時間を取り戻そう!
 
 今、日本中に“時間ドロボー”が跳梁跋扈して、私たちの時間を奪っている。「サービス残業」という名の違法残業である。私たちの周りには過重な仕事に押しつぶされ、長時間労働にあえいでいる人達が大勢いる。過労で倒れ、過労うつで自殺する人達が大勢いる。そのような過労で疲弊した労働者を不安な眼差しで心配する家族の苦しみがある。過労死した被害者の遺族たちの悲しみが渦巻いている。
 『ホワイトカラー・エグゼンプション』 それは、“時間ドロボー”の新たな「道具」であり、私たちの命を脅かす強力な「武器」となる。そのような「武器」を全国に蔓延する“時間ドロボー”に与えてはいけない!
現在、財界と政府与党、厚生労働省は来年1月の通常国会で、労働基準法を改正して『日本版エグゼンプション』(「自由度の高い働き方にふさわしい制度」)を導入しようと目論んでいる。その狙いは「労働時間規制の撤廃」である。労働基準法が定めている「1日8時間、週40時間」、休憩、休日等の労働時間制度は、戦後半世紀以上にもわたって、私たち日本国民の意識と生活の中に定着してきたものである。日本の労働者は働きすぎて自由な時間を奪われないように、また過労によって健康を害することがないように労働基準法によって保護をされている。「1日8時間、週40時間」の労働時間制度は、私たちの自由な人生の時間を保障する基本的人権である。
ところが、「日本版エグゼンプション」はこの労働時間制度を無くしてしまうものであり、これが立法化されれば、私たちには際限のない長時間労働が待ち受けている。使用者は私たちを1日24時間働かせることも可能となり、多くの人々が過労で倒れる危険が確実に増すであろう。この法律は、まさに「24時間働け!法」であり、「過労死を促進する」法律である。また、私たちが一月に何百時間働こうと使用者は割増の残業代を支払わなくてすむことになり、働けど働けど賃金は固定給のままである。「日本版エグゼンプション」は私たち日本国民の基本的人権を侵害し、自由な時間をもっともっと奪おうとするものである。このような法秩序を破壊し、私たちの生活を破壊する立法は断じて許してはならない。
 今日、日比谷野外音楽堂に集まった私たちは、労働時間規制の撤廃に断固として反対し、「日本版エグゼンプション」導入を絶対に阻止する覚悟である。来年の通常国会への法案の上程を許さず、それでも法案上程を強行するのであれば、統一地方選挙、それに続く参議院議員選挙において、必ず重要な争点としてこれを廃案にするまで闘うことを決意する。私たちは、日本の職場で働く全ての労働者とその家族、地域の市民、学生、子供たちと共に連帯して、日本の社会から過重な長時間労働を無くし、過労死や過労うつのない雇用環境を実現するとともに、残業などしなくても皆が豊かに暮らしてゆける雇用社会を作ることをここに宣言し、全ての日本国民に呼びかける。
LET’S TAKE BACK OUR TIME !
私たちの時間を取り戻そう!
2006年12月5日
許すな過労死促進法!人らしく生きるための労働時間・契約法制を!
12・5全国集会